RENAULT LUTECIA

とりあえずルーテシア日記など・・・

呉~倉橋島~江田島を巡る

 またしてもBUCK-TICKのライブついでに、ドライブ。
 
 今回は山口宇部空港から、高松空港までの4日間。
 レンタカーはトヨタ・ヴィッツです。
 
 
               
 旅の目的は、大戦時に空襲で大破着底した艦船の最期の地を巡りながら、陸奥記念館や大和ミュージアムを訪れ、戦争と平和について考えようというものです。
 
 まあ、単純に艦船好きなだけなんですが・・・。
 
 
 
 まずは、周防大島の先の方まで。
 
 みかんが安いので、買ってクルマの中で食べながら走ります。
 
 
 
 で、陸奥記念館
 
 昭和18年に謎の大爆発を起こして沈没した「戦艦陸奥」ですが、後に一部引き揚げられました。
 
 引き揚げられた砲塔や、多くの写真や資料も見応えありますが、中でも乗組員たちの故郷に宛てた手紙が印象深い。
 
 
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 沈没地点を望む。この辺りは艦船の泊地だったところです。
 
 
               
 
 
 次の日は、呉の大和ミュージアムから。
 
 ここ2回目なんですが、前回は時間がなく、かなり端折って見たので、今回はじっくりと。
 
 まあ見応えがありますね、ここは。
 
 
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 実物大の甲板を再現しています。巨大過ぎて想像もつきません。
 
 
                 
 
 
 ちょっと急ぎ足で回ります。
 
 
 終戦の年、呉大空襲の際に防空砲台となっていた戦艦や巡洋艦が爆撃され、着底して最期を迎えました。もう70年も経ってしまいましたが、当時のことを思いながら、艦船の終焉の地を巡りたいと思います。
 
 
 
 最初は、「巡洋艦青葉」終焉の地。
 
 青葉はこの秋公開の映画「この世界の片隅に」でも登場するようですね。
 
 
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 題字は中曽根元内閣総理大臣によるものだそうです。
 
 
 
 
 潮の流れが速い音戸の瀬戸を渡り、倉橋島へ。
 
 「航空母艦天城」が大破横転した三つ子島です。塩の山の左側がその場所と思われます。島の右端は、航行可能な状態で終戦を迎え、復員船にも使用された「航空母艦葛城」がいたところと思われます。
 
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 三つ子島を望む。
 
 
 
 
倉橋島から江田島に渡ります。
 
 
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 早瀬大橋。手前が倉橋島、向こうが江田島です。
 
 
 
 
 「戦艦榛名」、「巡洋艦出雲」終焉の地、江田島小用港に向かいます。
 
 榛名が爆撃され水柱が上がる有名な写真がありますが、それを見ると戦艦の巨大さに改めて驚かされます。
 
 
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 この先が榛名の着底した場所と思われます。
 
 
 
 
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 慰霊碑は場所がわからず、30分程周辺をうろうろして探しました。(汗)
 
 
 
 
 
 
 駆け足になりますが、次は能美海の駅近くにあります「巡洋艦利根」の慰霊碑。
 
 多分ここが一番整備されていたように思います。
 裏に資料館もありました。(時間の都合で見れなかったけど・・・)
 
 
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 居心地がいいのか、ネコが日向ぼっこしていました。
 
 
 
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 利根資料館です。
 
 
 
 
 呉に戻る方向に走り、次は「巡洋艦大淀」が大破横転した場所です。
 
 道路から300m程歩いたところに慰霊碑があります。
 
 
 
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 大淀は連合艦隊旗艦でもありました。
 
 
 
 
 最後に訪れたのは、探すのに苦労した「戦艦伊勢・日向」の浮揚解散記念碑です。
 
 
 伊勢はこの辺りで着底したのですが、日向は島の反対側の情島の方でした。
でも姉妹艦なので、一緒なのでしょうか。
 
 
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 民家の敷地内っぽい場所で、すぐには見つけられませんでした。
 
 
 
 他にも「巡洋艦北上」の碑や、「航空母艦龍鳳」や「航空母艦鳳翔」が終戦を迎えた地もあったのですが、全部は回れませんでした。
 
 
              
 
 
 瀬戸内海の穏やかな海を見ながら、平和であることの尊さを感じました。
 
 来てよかったと思います。